「ツ、ツ、ツギョー！」 パイレーツ・筒香の逆転サヨナラ場外弾に実況も大興奮　移籍後13戦5発

ナ・リーグ   パイレーツ4ー3カージナルス （ 2021年8月29日    ピッツバーグ ）

＜パイレーツ・カージナルス＞逆転サヨナラ弾を放ちナインから手荒い祝福を受ける筒香（AP）
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　パイレーツの筒香嘉智外野手（29）が29日（日本時間30日）、カージナルス戦に「6番・右翼」で出場し、1―3の9回に右翼場外に逆転サヨナラの5号3ランを放った。日本選手の逆転サヨナラ弾は09年のイチロー以来、12年ぶり2本目。今季3球団目となるパ軍移籍後は13試合で5本塁打、11打点となった。

　実況アナウンサーも「ツ、ツ、ツギョー！」と「ツ」を1文字多くするほど大興奮だ。1―3の9回1死一、二塁。筒香のメジャー初のサヨナラ打となる劇的3ランは右翼場外に消えた。起死回生の一発。本塁手前でヘルメットを放り投げ、歓喜の輪に飛び込んだ。

　日米通じ初の逆転サヨナラ弾。守護神レイエスのスライダーを打った。4回の左犠飛も含めメジャー自己最多でチームの全4打点を挙げ「勝ちに貢献できたことが一番」と笑う。インタビュー後には同僚からクーラーボックスの水をかけられる手荒な祝福も受けた。レイズ、ドジャースで結果を残せなかったが、パ軍では13試合で打率・333、5本塁打、11打点。安打9本中、長打は8本だ。米メディアからは早くも来季の残留を見越す質問も出たが「チームのためにできることを毎日ハードにやりたい」と自然体を強調した。