巨人・秋広 母校・二松学舎大付に負けぬ活躍を!

[ 2021年8月31日 05:30 ]

腕の位置を下げて構えるフォームに取り組んでいる秋広 (撮影・白鳥 佳樹)
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 【目指せ!ゴジラの道 秋広優人成長記】日本選手歴代最長身の2メートルを誇るルーキー、巨人のドラフト5位・秋広優人内野手(18)の今に迫る企画「目指せ!ゴジラの道 秋広優人」。第5回では母校・二松学舎大付の甲子園出場と自身の打撃フォームについて。後輩の活躍に刺激を受ける期待のスラッガーはエキシビションマッチでオープン戦以来の1軍戦に出場し、安打を放つなど着実にステップアップしている。

 後輩たちからとても刺激を受けた1カ月となりました。母校の二松学舎大付が甲子園に出場。高校時代に一緒に野球をやってきた仲間たちなので、ずっと結果が気になっていました。東東京大会決勝はちょうど移動日だったので、ずっと見ていました。僕は一回も甲子園に行けていないですし、甲子園に行くというのは本当に凄い。自分も負けずに頑張りたいなと思いました。

 甲子園は2試合とも練習や試合があったので少ししか見られませんでしたが、バッテリーを中心に二松学舎大付らしい野球をしてくれたと思います。高校では本当に濃い3年間を過ごせたと思っています。入学したときは全然プロに行けるような選手ではなかった。目立つような選手ではなかったのに本当に一から、教えていただけました。市原監督や支えてくださった方々に本当に感謝しています。

 エキシビションマッチで久しぶりの1軍を経験させていただきました。オープン戦の時は無我夢中で余裕がなく、特に守備の時はサインプレーが不安でビクビクしていました。プロとして半年がたち、改めて1軍という場に立ちましたが球場の雰囲気がやっぱり違いますね。スタジアムも含めトップレベルの雰囲気。“プロ野球だな”と。プレーの面では試合に向けた準備が大事。肌で感じたことを無駄にせず、あの大舞台で輝ける選手になれるように頑張ります。

 打撃では阿部2軍監督から「体が大きいからボールのラインに入れる振り方の方がいい」と言われています。なので今は、上から下に振り下ろしているのを直すため、腕の位置を下げて構えるフォームに取り組んでいます。意識しているのは逆方向と重心を後ろに置くこと。練習で常に頭に入れて打っていることで、試合でも少しずつですが打てるポイントが増えてきており、手応えを感じています。

 暑い日が続きますね。夏は特に痩せやすいので、食事を多く取ることを心掛けて、体重維持に努めています。体調管理をしっかりして、まずは2軍でコンスタントに結果を出し続けてアピールできるように頑張ります。(読売巨人軍内野手)

 ◇秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年(平14)9月17日生まれ、千葉県出身の18歳。幼稚園の年中から野球を始め、宮本中時代は江戸川ボーイズに所属し、主に内野手。二松学舎大付では1年秋からベンチ入り。2年秋から4番でエースとなり、投手では最速144キロ、高校通算23本塁打。20年ドラフト5位で巨人に入団。契約金3500万円、年俸540万円。2メートル、94キロ。右投げ左打ち。

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2021年8月31日のニュース