阪神 いくぞG倒&再奪首ローテ! ガンケルを中8日で巨人2戦目に配置 “第6の男”には藤浪を抜てき

[ 2021年8月31日 05:30 ]

<阪神練習>流れ出る汗が止まらず何度も腕を拭い、タオルを叩きつけるガンケル(撮影・北條 貴史)
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 3位に転落した阪神は、ローテーションを再編し31日からの中日、首位を明け渡した巨人と相まみえる甲子園6連戦に臨む。現状、1軍登録されている先発陣は5人。28日に昇格即先発も3回5失点で2軍降格となった村上に代わる“6番手”として、藤浪が加わることが決まった。

 右腕は、一時帰国していたガンケルが調整過程だったこともあって、後半戦開始に合わせてローテ入りした。19日のDeNA戦(東京ドーム)で約4カ月ぶりの先発を任されたが、立ち上がりの安定感を欠いて4回2/34失点で降板。ガンケルの状態が整ったことで、登板2日後の21日に出場選手登録を抹消された。

 それでも、降格後初登板となった26日のウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)では7回5安打1失点、12奪三振と圧倒的なパフォーマンスを披露。登板後には「“藤浪使おう”となるようにアピールするしかない」と話していた中、再びチャンスが巡ってきた。福原投手コーチからは「2軍で良かったことをそのまま1軍の試合でも出せたら良いのかな」と改めて期待を寄せられた。

 藤浪は、中6日で9月2日の中日戦に回ることが確実。谷間となっている9月4日の巨人戦にはガンケルが中8日で起用される見込みとなった。助っ人右腕は今季初めてとなる伝統の一戦での登板。43日ぶりの実戦となった26日のDeNA戦では6回1/32失点で7勝目を挙げ、さすがの安定感を示した。

 巨人3連戦には助っ人右腕に加え、通算100勝目を狙う西勇、すでに9勝している秋山を投入。勝ちパターンを担っていたアルカンタラの抹消を決断した状況で、福原コーチは「先発が7回まで投げてくれるのが理想的。なんとかみんなで優(岩崎)とスアレスにつなげるように」と先発陣の奮起を願った。 (遠藤 礼)

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2021年8月31日のニュース