阪神・中野「食らいついて還す事ができた」 適時打2本で自己最多3打点に21盗塁目も成功

[ 2021年8月27日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神9-3DeNA ( 2021年8月26日    京セラD )

阪神・中野の一番の魅力は走力
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 阪神の2番・中野が2本の適時打を放つなど、自己最多3打点を挙げる躍動だった。

 「全体的にチャンスの場面が多かったので、何とか食らいついて還す事ができてよかったかなと思います」

 チームにとっても大きかったのが、同点の3回無死二、三塁で迎えた2打席目。「内野も後ろに下がっていたことは分かっていました。最悪セカンドゴロで、また1死三塁が作れることが頭に入っていた」。狙い通りの二ゴロで三走のガンケルを決勝の本塁へ迎え入れ、以降のサンズの2ラン、佐藤輝の犠飛を呼び込んだ。

 3点優勢の7回無死一、二塁では平田から右前適時打を放ち、直後には今季21個目の盗塁に成功。8回には1死二、三塁で伊勢のフォークを中前適時打して、とどめを刺した。22日中日戦から2番に座り、4試合で打率・471(17打数8安打)。同期間の打率・467(15打数7安打)の近本との1、2番コンビは、新たな阪神の強みとなりつつある。

 「何とか塁に出て、かき回される方が相手は嫌だと思うので。これからも近本さんと1、2番を組むことがあれば、かき回していきたいと思います」

 盗塁ランキングリーグ1、2位の俊足コンビが、混戦のリーグを抜け出すべくダイヤモンドを駆け回る。(阪井 日向)

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2021年8月27日のニュース