「夢は国家公務員」筑陽学園の秀才右腕・松尾王斗が完投勝利 全国高校軟式野球

[ 2021年8月27日 14:00 ]

<第66回全国高等学校軟式野球選手権大会 筑陽学園・松山商>2失点で完投勝利を収めた筑陽学園・松尾(撮影・河野 光希)
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 第66回全国高校軟式野球選手権大会第3日は27日、兵庫県の明石トーカロ球場で準々決勝が行われた。18年大会以来2度目の出場となった筑陽学園(福岡)は松山商(愛媛)に3―2でサヨナラ勝ちした。

 筑陽学園の先発右腕・松尾王斗(たかと=3年)は得意のスライダーをコーナーに集める投球で9回を投げきり、直後のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。

 「初回は緊張してボールが浮いたが、3回くらいから低めに決まって、テンポ良く投げることができました」 直球の平均は110キロ台前半だが、持ち味の制球力が光った。スライダーとチェンジアップでバットの芯を外し、87年大会で日本一の名門相手に6安打完投勝利を挙げた。111球の熱投を見せた松尾に、崎村哲人監督は「ランナーを抱えながらも、淡々と自分のピッチングをしてくれた」と目を細めた。 

 筑陽学園中では軟式野球部に所属。高校では勉強に専念するために野球を続けるつもりはなかったが、中学時からのチームーメートに「そこまでキツくない」と誘われて軟式野球部に入部した。

 国立大の九州大教育学部を志望する秀才は「できる時は勉強しています」とバスでの通学時間に単語帳を読み、今大会で宿泊するホテルの自室でも勉強に励む文武両道。将来の夢は父と同じ国家公務員だが「次も自分の持ち味を発揮して勝ちたい」。今は初の日本一という夢に燃えている。(柳内 遼平)

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