阪神・藤浪 ウエスタン13連勝呼ぶ7回1失点12奪三振「一辺倒にならなかったのがスゴく良かった」

[ 2021年8月27日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神6-2オリックス ( 2021年8月26日    鳴尾浜 )

<ウエスタン 神・オリ>7回1失点と好投を見せた藤浪晋太郎(代表撮影)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(27)が26日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で21日の降格後初登板に挑み、毎回12奪三振など7回1失点に抑え、15年ソフトバンク以来、5度目となる同リーグタイ記録の13連勝を呼び込んだ。

 「一辺倒にならなかったのが、スゴく良かった。何より栄枝がうまくリードしてくれて、変化球や真っすぐ、緩い球なり、バランス良く使ってくれた。相手も見ていて迷っている感じでしたし、今後、上でもああいう投球ができたらと思う」

 6者連続三振を奪う圧巻の立ち上がり。3回先頭の佐藤優に左越え被弾しても、カーブやスライダーなど変化球を駆使して崩れない。直後に逆転の援護を受けてリズムにも乗り、7回まで5安打に封じた。与四死球1で制球も安定。「状態自体は悪くなかった」と一定の手応えを示した。

 後半戦“開幕ローテーション”の6番手に食い込みながら、19日のDeNA戦は4回2/34失点で3敗目。再出発で格の違いを見せつけ、平田2軍監督にも「こういうピッチングをすれば、1軍でもそうは打たれんよ」と背中を押された。「“藤浪、使おう”となるようにアピールするしかない。特に深く考えずにというか、自分の結果を出せるようにやっていきたい」。優勝争いの戦力に再び加わることだけを見据えた。(長谷川 凡記)

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2021年8月27日のニュース