侍・由伸「野球というスポーツの人気向上」のため入魂5回1/3を2失点

[ 2021年8月5日 05:30 ]

東京五輪第13日 野球準決勝   日本5―2韓国 ( 2021年8月4日    横浜 )

<日本・韓国>韓国相手に力投する山本(撮影・小海途 良幹)
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 侍ジャパンの山本は5回1/3を2失点、9奪三振。5回まで2安打無失点に抑えて先発の役割を十分に果たした男には負けられない理由があった。「金メダルを獲れば注目度が変わる。野球に興味がない人も見る。野球というスポーツの人気向上に貢献したい」。気迫を白球に込めた。

 6月。侍ジャパン入りの吉報を真っ先に報告したのが母・由美さんら家族だった。私生活に関する取材には絶対に応じない中で初めて語った。「祖父母もみんな喜んでくれた。オリンピックの特別感は凄いものなんだなあ」。宮崎・都城で野球漬けだった日々を支えてくれた家族。母校で見届けた16年10月20日のドラフト会議に由美さんは駆け付け「これからも夢を見させてもらいます」と涙ぐんでくれた。まだ夢の途中。山本が金メダルへの道筋を確かに示した。(湯澤 涼)

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2021年8月5日のニュース