鹿児島・樟南 伝統の一戦制し甲子園決めた!左腕西田は7安打されるも要所締め完封

[ 2021年7月26日 11:59 ]

全国高校野球選手権鹿児島大会決勝   樟南7―0鹿児島実 ( 2021年7月26日    平和リース )

完封勝利した、樟南・西田恒河(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 どちらが勝っても夏20度目の甲子園出場になる鹿児島の“伝統の一戦”。樟南先発の最速145キロ左腕の西田恒河(ごうが)投手(3年)が7安打されたが要所を締め完封勝ち。優勝を決めると左拳を突き上げて喜んだ。

 これまで3戦3敗の天敵相手に西田は6月に習得し、「県内のチームには投げていなかった」と話すスプリットを初解禁した。2回にはスプリットで連続三振を奪うなど8三振。「空振りを取れる球をと思って覚えた。低めに投げられたのが良かった」と話した。

 西田は今大会の全6試合に先発。47回2/3、50三振。四死球5と制球も光った。チームの失策はわずか1。山之口和也監督は「テンポ良く投げたのが守備にもいい影響を与えたと思う。西田が投げてみんなで守るのが樟南の野球」と自信を持っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2021年7月26日のニュース