北別府さん「泣きたくなるような試合」 広島ファン&野手陣に「ごめんなさい」と“謝罪”

[ 2021年4月9日 15:41 ]

セ・リーグ   広島7―11ヤクルト ( 2021年4月8日    神宮 )

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、昨年1月に公表した成人T細胞白血病(ATL)から復帰した野球解説者の北別府学さん(63)が9日、自身のブログを更新。前日8日のヤクルト戦(神宮)で11失点した投手陣に成り代わってファンと野手陣に“謝罪”した。

 「泣きたくなるような試合」のタイトルでブログを更新。「昨夜の試合は投手出身として観戦しながら情けなくなりました」と書き出すと、「観ておられたカープファンの方ごめんなさい」「野手陣ごめんなさい」とともに手を合わせるポーズの絵文字付きで“謝罪”。「そんな投球次に挽回しないとね」とリードを守れず11失点で敗戦要因となった投手陣に奮起を促すと「信頼回復まで苦しいと思う。こんな時汚名返上できるまで野手と目を合わすことができず小さくなっていました。私の場合」と続けた。

 北別府さんの古巣・広島は8日のヤクルト戦で初回に4点先制しながらもその裏に先発右腕・中村祐が4失点してあっという間に同点。3回には主砲・鈴木誠の今季1号となる待望の一発で1点勝ち越したが、その裏には中村祐が2点取られて逆転を許し、継投となったその後も4番手のコルニエルが2回無失点に抑えた以外は中田、島内、ケムナが失点を重ね、9回に2号2ランを放った鈴木誠の1試合2発も空砲となった。

 北別府さんは昨年1月20日に成人T細胞白血病を患っていることを公表。5月19日には次男をドナーとする骨髄移植を受け、7月11日に退院した。その後は自宅で療養していたが、GVHDという移植後特有の合併症状により12月23日には再入院。大みそかに退院し、今年3月19日にはレギュラーコメンテーターを務める広島ホームテレビ「みみよりライブ 5up!」(月~金曜後4・39)にサプライズ出演して約1年2カ月ぶりに“現場復帰”を果たし、同22日にはレギュラーコメンテーターとしても復帰した。

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2021年4月9日のニュース