広島・大瀬良「勝つんだという気持ちでマウンドに」 マツダでの巨人戦はデビューから無傷の7勝目

[ 2021年4月9日 22:54 ]

セ・リーグ   広島2―0巨人 ( 2021年4月9日    マツダ )

<広・巨>力投する大瀬良(撮影・森沢裕)
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 広島の大瀬良大地投手(29)が巨人打線を6回6安打無失点に抑えて2連勝。巨人戦通算10勝目を挙げるとともに、本拠マツダでの巨人戦成績を入団から無傷の7勝2ホールドとした。

 菊池涼がプロ10年目で自身初となる初回先頭打者アーチを放って先制すると、2死後に主砲・鈴木誠が今季1号を含む2発を放った前夜のヤクルト戦(神宮)から2試合連発となる3号ソロで続いて初回に2点の援護。その後は味方打線が巨人エース菅野に抑えられたが、この2点のリードを6回まで守り切り、森浦、塹江、栗林と完封リレーでつないだ。

 大瀬良は今季2勝目、マツダでは今季初勝利となる白星に「ホッとします」といつもの柔和な笑顔。2018年に最多勝のタイトルを分け合い、今季ともに開幕投手を務めた菅野との投げ合いとなったマウンドを「勝つんだという気持ちでマウンドに上がりましたし、調子自体は全く良くなかったんですけど、点数はやるつもりもなく、何とか粘り強く投げられたと思います」と振り返った。

 「本当に球数も多くて、リズムも悪い中、ファンの皆さんの声援が背中を後押ししてくれて勇気をもらいながら投げることができました」と6回で104球を投げ、初回、2回、4回、6回と先頭打者を塁に出す苦しい投球を無失点で切り抜けられたのはファンのおかげと感謝した大瀬良。試合中は「打たれることもあるし、ランナー出すこともあると思うんですけど、バックを信じて打たせていこうと。で、何とかゼロで抑えられたらいいな、と。そういう気持ちで投げてました」とし、初回の菊池涼、鈴木誠の2発については「本当に1点ゲームというか、厳しい試合になるなっていうふうに思っていた中で、ああいうふうに先に点を取ってくれてですね、本当に勇気をもらってマウンドに上がることができましたし、粘り強く投げることができたと思います」と感謝していた。

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2021年4月9日のニュース