中大ドラフト候補・皆川喬涼が4戦3勝 清水達也監督が急成長の理由語る

[ 2021年4月9日 18:57 ]

東都大学野球・第2週第2日   中大6―0亜大 ( 2021年4月9日    神宮 )

<東都大学野球 中大・亜大>力投する中大・皆川(撮影・郡司 修)
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 中大のエース・皆川喬涼(きょうすけ・4年)投手の快投で19年秋以来の開幕4連勝を果たした。今秋のドラフト候補に上がる最速149キロ右腕は140キロ代前半の直球や切れ味鋭いスライダーなどをコーナーに投げ分けて9奪三振。5安打に封じて初完投で初完封に「大学に来て一番良かった。(最後は)“当たって砕けろ”くらいの勢いでいけた」と話した。

 前橋育英では3度の甲子園出場を果たしたが、中大では3年のシーズン終了時で通算2勝と伸び悩んだ。「上(プロ)を目指すのであれば、絶対に変えないといけない」とランニング、ウエイト、ジャンプトレーニングなど下半身の強化に取り組み、制球力の向上につなげた。

 ここまで全試合に登板して3勝を挙げ「いけるなら全部自分が投げたいという気持ちでいる」と今後もフル回転することを誓った。

 投手と内野手でポジションは異なるが、昨年の主将でDeNAの牧秀悟に刺激を受けている。プロ野球での躍動に「毎日、テレビで見て、また打ったなと驚いています」と目を輝かせた。

 ドラフト対象年となる4年での覚醒に清水達也監督は「考え方、取り組み方が変わった。自覚ができて、引っ張ってくれている」と精神面での成長を語る一方で「バランスが良くなった。下半身からの力がしっかりボールまで伝わっている。上(半身)と下(半身)のタイミングがすごく良くなった」と技術的要因を解説した。(柳内 遼平)

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2021年4月9日のニュース