ソフトバンク・周東 盗塁王&コミッショナー特別賞「大変光栄」

[ 2020年12月18日 05:30 ]

NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD

コミッショナー特別賞を受賞したソフトバンク・周東
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 ソフトバンク・周東佑京内野手(24)はNPBアワーズ2020で、コミッショナー特別賞を受賞した。

 今季マークした13試合連続盗塁は、通算1065回成功し世界の盗塁王と称された福本豊(元阪急)も、メジャーリーガーもなしえなかった「世界記録」。コミッショナー特別賞を受賞したソフトバンク・周東は、緊張した面持ちで壇上に上がった。

 「大変光栄に思います。今年は多くの方々に支えられ、乗り越えられたシーズンだったと思います。来年も自分の成績を残して頑張っていきたいと思います」

 3年目の今季は、飛躍の1年になった。開幕当初は思うようにスタートを切れなかったが、優勝争いが佳境に入ったシーズン終盤に大記録を打ち立て、チームの3年ぶりのリーグ優勝に貢献した。昨年の倍となる50盗塁で盗塁王も初めて獲得した。規定打席に未到達でのタイトルは、パ・リーグ史上初の快挙。育成ドラフト出身ではプロ野球史上で初めてだ。

 自身の武器でもある「両足スライディング」が注目を集めるシーズンにもなった。「足が合った方で滑る」と、左右どちらの足からでも滑り込める特殊な技術。通算342盗塁をマークした本多内野守備走塁コーチも感心するほどだ。

 シーズン終盤は1番に固定されたが、課題は打力アップ。オフの自主トレでは走攻守の全てのレベルアップをテーマに「数は決めないで、限界まで」と自らを追い込む構え。来季は足だけではなく、バットと守備でも魅せる1年にする。(川島 毅洋)

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