日本ハム・中田 来季の目標は流行語大賞!年俸は5000万円増で3億円突破

[ 2020年12月18日 05:30 ]

契約更改を終え会見で話す中田(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・中田が、来季の流行語大賞獲得という珍目標を掲げた。自身3度目の打点王に輝いた主砲は、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3年契約最終年(年俸は変動制)の来季は5000万円増の年俸3億4000万円でサイン。今季好調だった自らの打撃を「レベチ(レベルが違うの意)」と表現しており「本当に(レベチで)流行語を狙っていたけど、そんな甘くなかった。来年こそは、流行語を獲れるように頑張りたい」と中田節をさく裂させた。

 5000万円増にも「ちょっと上がった」と「レベチ」な金銭感覚を示し、年俸は自身初めて3億円の大台を突破。球団の日本選手では新庄剛志、ダルビッシュ(現カブス)、小笠原道大(現日本ハムヘッドコーチ兼打撃コーチ)、落合博満に次ぐ史上5人目の3億円到達となった。本塁打は自己最多31発を放つも1本差で初の本塁打王を逃した。広い札幌ドームが本拠だけに球団からも「(フェンスの高さは)どうしようもない」と冗談交じりに説明されたことも明かした。

 今季はこれまでの「マン振り」からバットのヘッドを走らせる意識を高める打撃に変身。「6、7割の力でも入ってくれたので、無理に引っ張りにいく必要もない」と来季の量産も期待される。それでもあくまでもこだわるのは100打点超え。優勝へ向けて「レベチ」な打撃を披露すれば、中田節で新たな流行語も生まれるはずだ。(東尾 洋樹)

 ▽プロ野球関連の流行語大賞 86年の「新人類」(受賞者は西武・清原和博、工藤公康、渡辺久信ら)を筆頭に、過去10度受賞。90年代には94年に「イチロー」、95年に「NOMO」「がんばろうKOBE」、96年に「メークドラマ」、98年に「ハマの大魔神」、99年に「リベンジ」「雑草魂」と続いた。近年では15年に「トリプルスリー」(ソフトバンク・柳田悠岐、ヤクルト・山田哲人)、16年に「神ってる」(広島・緒方孝市監督、鈴木誠也)が受賞した。

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