日本ハムドラ6・今川、豪快フルスイングが魅力「新球場で第1号本塁打を打つ」

[ 2020年12月14日 05:30 ]

日本ハム 新入団発表

新球場のバッターボックスでシャドーバッティングするドラフト6位・今川
Photo By 代表撮影

 球場建設地はもう、打席になる場所が決まっている。新人野手は次々にそこに立った。日本ハムのドラフト6位・今川が想像したのは「将来、新球場の第1号本塁打を打つ姿」だった。

 異端の“アーチ特化型スイング”を磨き、JFE東日本で昨年の都市対抗優勝に貢献。大渕隆スカウト部長は球団14年ぶりの社会人外野手入団に際し、約束を求めた。「独特の豪快なフルスイングを変えず、プロでも常に本塁打を狙いにいくこと」。今川は「責任を持って全うする」と心に決めている。

 背番号は61。「6人きょうだいの一番上なので、縁を感じる番号」と話す。吉村浩GMからは「プロに入ってしまえばドラフト6位も1位も関係ない」と61に絡めた激励を受けた。加えて、シーズン本塁打数のプロ野球記録は60本(13年ヤクルト・バレンティン)とあり「超えていけるように、背番号を目標にしたい」と言った。

 札幌育ちの日本ハムファンで、「61」が以前は杉谷の番号だったと即答。会見での「ニッポンハム製品の今川焼きのように中身の詰まった濃い選手になりたい」というトークは「すべった」と自己評価したが、杉谷に負けない生来の明るさでもチームの力になる構えだ。(和田 裕司)

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