ソフトB・高橋礼 楽天・牧田&西武・与座と“下手投げサミット”で先発の柱へ再浮上だ

[ 2020年12月14日 05:30 ]

ソフトバンクの高橋礼
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 “下手投げサミット”でアンダースローのあるある、早く言いたい――。ソフトバンク高橋礼投手(25)が13日、調整のためペイペイドームを訪れた。来年1月に楽天・牧田、西武・与座の右下手投げ3人らと関東で合同自主トレを行い、技術向上と“サブマリンあるある”の語り合いを熱望した。今季は中継ぎとして球団最多の52試合登板。今オフには工藤監督から19年以来の先発復帰への準備を命じられている。独特投法だからこその苦楽を熟知し来季の先発ローテ入りへの糧にする。

 この日、トレーニングを終えた高橋礼から飛び出した現時点の“サブマリンあるある”は、2つある。

 「基本、インコースを攻めないといけない。結構、打者の近くを投げた球の次の球は投げにくくなる。死球の数も多くなるので、そうですね…。アンダースローの、あるあるみたいな。そこを、話せていけたらいいかな」

 早めに言った自らの“あるある”は(1)内角攻め後にひよりがち(2)死球出しがち。実際に今季52試合51イニングを投げてリーグワースト2位の9与死球。その課題を日本球界の主力として活躍する牧田、高橋礼、与座の下手投げトリオで語り合い、技術の向上に努めるのが4年目のオフの狙いだ。

 1月上旬から約10日間、関東圏内に集う。

 「感覚が大事なので、技術に特化した練習や話を聞き、引き出しを増やしたい。不調時にどうするかなど悩みを話したり、純粋にどうやって投げているのかを聞きに行く」と、対談を待ちわびている。

 2年目の19年には先発ローテを担い、12勝。新人王を獲得したが今季キャンプ中に左太もも裏を痛めて出遅れ、中継ぎとして活躍した。「思ったより、疲れてないし、来年は先発をやるつもり。監督さんには“先発をやるつもりで準備してきて”と言われた」と、再びローテに潜り込む。

 「自分の世界や確立されているものがあるので、そういうのを聞けたら」と下手投げへの熱き探究心ものぞかせる高橋礼。あるあるで技を磨き、学び、貴重なサミットにする。

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2020年12月14日のニュース