阪神・スアレス残留濃厚 来季も守護神 虎党に一足早いクリスマスプレゼント

[ 2020年12月14日 05:30 ]

阪神のロベルト・スアレス
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 朗報だ!阪神が残留交渉を行っているロベルト・スアレス投手(29)と大筋合意間近であることが13日、分かった。日米の複数球団が興味を示す中、国内では阪神に一本化。メジャー市場もコロナ禍で補強作業に慎重な状況にあるだけに、来季残留へ大きく前進した。

 懸念されていた守護神流失は阻止できそうだ。阪神が残留交渉を進めているスアレスの来季残留が濃厚となった。年内決着の大筋合意へ前進した。13日には自身のSNSで阪神のユニホームを着た自身の姿を意図的に一時アップ。現時点で正式合意は成立していないものの、残留の可能性が一気に高まった。

 「阪神さんみたいですね」

 獲得に乗り出していた他球団関係者も事実上の白旗を挙げる発言をスポニチ本紙に明かした。日米複数球団による争奪戦に終止符が打たれることになりそうだ。移籍1年目の今季は藤川が不調に陥った後に守護神を任されると、最速161キロの直球を武器に25セーブを挙げてセーブ王に輝いた。来季も守護神として期待される中、2日には自由契約選手として公示され、国内外全ての球団との交渉が可能となる危機。争奪必至で交渉も長期化が予想されたが、予想に反して早期決着となる模様だ。

 国内では阪神残留が基本線だった。一方、メジャー球団は獲得に本腰を入れていたが、、コロナ禍により、メジャー市場全体の補強作業に慎重な状況なことから長期戦が余儀なくされていた。一方、阪神側は複数年契約を視野に入れており、球団を挙げて、全力慰留に努める方針を確認していた。守護神流出が大きな懸念材料となっていただけに、矢野阪神にとっても朗報となりそうだ。

 補強は着々と進んでいる。すでに今季韓国リーグで本塁打、打点の2冠に輝いたKTのメル・ロハスJr外野手(30)と、斗山で20勝を挙げたラウル・アルカンタラ投手(28)と合意に向けて最終局面に入り、ロッテを自由契約となった日米通算95勝の左腕チェン・ウェイン投手(35)の入団も基本合意している。

 すでに残留が確実となっているジェリー・サンズ外野手(33)、ジェフリー・マルテ内野手(29)、ジョン・エドワーズ投手(32)、ジョー・ガンケル投手(28)らも合わせると来季も今年同様に助っ人8人態勢となる。V奪回に向けて戦力整備は着々と進んでいる。

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2020年12月14日のニュース