日本ハムドラ4・細川、長く活躍する選手が目標「引退試合をしたい」

[ 2020年12月14日 05:30 ]

日本ハム 新入団発表

新球場のバッターボックスでシャドーバッティングするドラフト4位・細川
Photo By 代表撮影

 日本ハムドラフト4位の細川(智弁和歌山)からは「引退」の言葉が飛び出した。新球場の建設予定地に立ち「あの球場で引退試合をしていただけたら。目標が一つできた。自分自身で引退を決められる選手になりたい」。晴れの日に似つかわしくないようなフレーズも、長く活躍する選手になることを思い描く18歳の決意だった。

 原体験に甲子園で見た阪神の金本、矢野の引退試合がある。小学生だった当時から「惜しまれて引退する選手になりたい」と目標に据えた。智弁和歌山から阪神入りし、現在同校を指揮する中谷仁監督には指名後、「大変なことがほとんどだと思うが、その中でもやれることを周りを信じてやっていけ」と言われた。プロを知る恩師の言葉も支えとなる。

 背番号は「56」。中島が入団時につけたゲンのいい番号だ。50メートル5秒8の俊足に内外野を守る器用さを持つ細川は「プロ生活を終えるまで全力疾走をやり続けるのが自分との約束。それができなければ引退」。覚悟の二文字を胸に競争を勝ち抜く。(竹内 敦子)

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