泉陽の“福男部長”初陣も逆転負け 主将は感涙「あふれるぐらいの熱さで接してくれた」

[ 2020年7月21日 18:03 ]

令和2年大阪府高校野球大会 1回戦   かわち野5―3泉陽 ( 2020年7月21日    久宝寺 )

西野一心主将(右)と握手をかわす泉陽・黒木悠輔部長
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 今年1月、兵庫・西宮神社の本殿参拝一番乗りを競う「開門神事福男選び」で令和初の「一番福」となり、4月に藤井寺工科から着任した黒木(くろぎ)悠輔教諭(34)が部長を務める泉陽はかわち野に惜敗した。

 5回終了で2―0と優位に試合を進めたが、6回に打者一巡の猛攻を食らい4失点で逆転を許すと、再逆転の力は残っていなかった。2、5回にはともに満塁の好機をつくるも無得点。14残塁と、ここ一番で加点できなかった。

 主将の西野一心は「夏の大会があるかどうかわからず、気持ちが切れかけていたとき、黒木先生があふれるぐらいの熱さで接してくれた。感謝しています」と感極まりながら話し、黒木部長は「福は待っていても来ない。自ら獲りにいくもの。常々思っていることですし、生徒もそれがよく分かったと思います」と“福男”らしく含蓄のある言葉を連ねた。

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2020年7月21日のニュース