東大、38年ぶり!甲子園球児2人入部 リーグ戦42連敗中“救世主”期待

[ 2020年7月21日 05:30 ]

東大野球部に今春入部した甲子園コンビ、梅林浩大(左)と別府洸太朗
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 東京六大学リーグ戦で42連敗中の東大野球部に今春、2人の甲子園球児が入部した。17年夏の甲子園にベンチ入りした東筑(福岡)出身の別府洸太朗外野手(1年)と18年センバツでベンチ入りした静岡高出身の梅林浩大内野手(1年)だ。東大の甲子園経験者は通算24人目。同一学年の複数入部は82年に都国立から入学した市川武史、川幡卓也以来38年ぶり。浪人生活を経た2人がレギュラー定着を目指す。

 東大に心強いフレッシュマンが加わった。「テレビで見て打線はよく打つイメージ。自分も役に立ちたい」。2浪の末、合格した別府が目を輝かした。

 東筑3年夏の福岡大会。準々決勝の右翼守備でフェンスに左手首をぶつけ、決勝の福岡大大濠戦は三塁コーチャーに。相手エースの三浦にチームは10三振も3―1と辛勝したが、今や法大のエース格としてリーグ通算8勝を挙げている。「自分だけ三浦と対戦できなかったから今度は神宮で」。同年夏の甲子園初戦・済美(愛媛)戦でも三塁コーチャーとして奮闘した。

 将来は宇宙関係の仕事を目指し、同じく理1に進学した梅林は文武両道を目指す。18年センバツは三塁コーチャーとしてチームの初戦突破に貢献。東大では「できれば2年にベンチ入りして、高校とは一つ上のレベルでプレーしたい」とソフトバンク柳田ばりの力強いスイングを夢見て素振りを繰り返す。

 80年夏の甲子園で「都国立旋風」を巻き起こした都国立から82年春、1浪でエース市川と捕手の川幡が入学。市川は83年にリーグ防御率2位で、チームも一時優勝の文字がちらつくなど「赤門旋風」の主役となった。別府&梅林も無限の可能性を秘める。

 練習再開の20日は人数制限のため1年生は参加できなかったが、井手峻監督は「2人を見るのが楽しみ。私も浪人したから大丈夫」と期待をかける。17年秋以来となる白星、そしてその上を目指す。(伊藤 幸男)

 ◆別府 洸太朗(べっぷ・こうたろう)1999年(平11)7月30日生まれ、福岡県飯塚市出身の20歳。鯰田小1年から野球を始め、飯塚一中では県ベスト4。東筑では2年秋から3年夏に故障するまで背番号9で出場。憧れはイチロー(現マリナーズ会長付特別補佐)。1メートル73、72キロ。右投げ左打ち。

 ◆梅林 浩大(うめばやし・こうだい)2000年(平12)11月26日生まれ、静岡県浜松市出身の19歳。浜松中郡小1年から野球を始めた。静岡2年秋の明治神宮大会準決勝は代打で出場も明徳義塾・市川(現ヤクルト)に三振を喫した。1メートル80、80キロ。左投げ左打ち。

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