吉村知事の思いに応えた!母校・生野2年ぶり初戦突破「僕らの気持ちを分かってくれて…」

[ 2020年7月21日 20:12 ]

令和2年大阪府高等学校野球大会   生野11―1住吉商  ( 2020年7月21日    くら寿司スタジアム )

<生野・住吉商>5回コールド勝ちを決めた生野ナイン(撮影・成瀬 徹)
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 吉村洋文大阪府知事(45)の母校・生野が、快勝で2年ぶりとなる夏の初戦突破。1―1の初回1死満塁から犠飛で決勝のホームを踏んだ安部遥斗主将(3年)は「初回に先制点を取られてしまったが、その後、投手が立て直してゼロに抑えられたので良かった」と会心の笑みを浮かべた。

 偉大な先輩の思いに全力で応えた。吉村府知事は新型コロナウイルス感染拡大により、中止となった全国高校野球選手権・大阪大会の代替大会開催を後押し。開催が決定した際には自身のツイッターで大阪府高野連への感謝の言葉を投稿している。主将は「僕らの気持ちを分かってくれて、何とかしようとしてくれる気持ちが嬉しかった」と話す。

 感染拡大の影響で、練習を再開したのは6月15日。大阪府立の進学校で学業との両立が課題だが、12人の3年生は一人も引退することはなかった。「国公立(の大学)に行きたいと思っています。何とか両方、頑張ろうと思います。野球は続けようと思います」と主将は卒業後も文武両道を貫く構えだ。

 対外試合は今月12日に行った泉陽との2試合のみ。実戦不足は否めないが「負けたくないですし、何とか3回戦までは自分たちの野球をやりたいと思っています」と闘志を燃やす。昨年は初戦負けしたが、18年までは4年連続で夏2勝。感謝の思いを胸に、生野ナインが躍動する。

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2020年7月21日のニュース