横浜練習試合 ドラフト候補の152キロ左腕・松本&度会 成長の跡

[ 2020年7月21日 22:36 ]

練習試合   横浜8―6星槎国際湘南 ( 2020年7月21日    横浜グラウンド )

<横浜―星槎国際湘南>3番手で登板した横浜の松本
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 2球団のスカウトが視察する中、横浜の今秋ドラフト候補が躍動した。

 152キロ左腕・松本隆之介(3年)は7回無死満塁から登板して失点。しかし、以降は無失点に抑えて3回1失点にまとめ、最速146キロも計測した。

 「今までなら同じような場面で引きずってズルズル失点していた。良い意味で開き直っていけたし、切り替えられるようになったのは成長」と手応えを口にした。

 2番手で登板した木下幹也投手(3年)も2回無失点と上々の投球だった。

 また、元ヤクルトの博文氏を父に持つ度会隆輝内野手(3年)は7回に同点の右越え適時二塁打。外角球をバットの先でとらえての長打に「コロナでの自粛期間でトレーニングしたからか、打球は以前より飛ぶようになった」と振り返った。

 村田浩明監督は「とにかく今はいろんな場面を経験しようということで、松本は走者がいる場面で出した。先日先発したばかりでちょっと酷だったかもしれないが、しっかり修正して投げていた。度会も1安打だったけれど、ああいう場面で打ったのはすごく価値がある」とうなずいた。

 視察した楽天の部坂俊之スカウトは「松本君は、高校生左腕の中では静岡商の高田君とともに抜けた存在だと思う。度会君は長打が出るかどうかを見ていたので、きょうは良かったですね。ミート力があるし、打撃はもともと評価しています」と話した。

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