中京大中京・中山　“センター前二塁打”と三盗　7球団スカウトの前で快速アピール

愛知大会2回戦   中京大中京7―0惟信 （ 2020年7月19日 ）

＜中京大中京・惟信＞　6回1死二、三塁、中犠飛を放つ中京大中京・中山（撮影・平嶋　理子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
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　プロ志望の中京大中京・中山礼都内野手（3年）が2打数2安打1打点の活躍で3回戦進出に貢献した。

　2―0の3回1死、中前に落ちる打球で一気に二塁へ。「外野の守備位置が深いのは見えていたし、打った瞬間に行けると思った」。ポテンヒットを二塁打に変えると、5回1死からは左中間二塁打で出塁し1死一、二塁から三盗成功。その後の中犠飛で生還した。

　阪神、巨人など7球団のスカウトが視察。進学希望ながらプロ志望届提出の可能性も残す153キロ右腕・高橋宏もいるからこその球団数だが「ラッキーです。近くにすごい投手がいることで、負けずにやろうと思える」と笑う。

　中学時代、俊足に磨きをかけるために独特の練習法を編み出した。自宅前の道で安全に注意を払いながら、車と約20メートルの短距離競争。「スタートが早くなったのは実感します」と真剣に語るように50メートル走5秒9を誇る。自他共に認める負けず嫌いが、走攻守3拍子のアピールを続ける。
（桜井　克也）