父も観戦 阪神スカウト 履正社・関本を視察「スイングがシャープだし、見極めがいい」

[ 2020年7月20日 05:30 ]

智弁和歌山との練習試合の初回に左前へ先制の適時打を放った履正社の関本                              
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 阪神は19日、スカウト4人態勢で今秋ドラフト候補の履正社・関本勇輔捕手(3年)を視察した。大阪・茨木市の同校グランドで行われた智弁和歌山との練習試合に4番捕手で先発した関本は初回1死一、二塁から三遊間を破る先制の左前適時打を放つなど2安打と活躍。和田豊テクニカルアドバイザーは、父・賢太郎氏(スポニチ本紙評論家)をほうふつさせる勝負強さに舌を巻いた。

 「スイングがシャープだし、見極めがいい。ストライクゾーンへ甘く入ってくるところを仕留めるところは父によく似てるよね。(捕手として)落ち着いているし、どっしり感があるよ」

 中日、広島など5球団11人のスカウトが視察。各地で独自大会が開催される中、猛虎は関本らを目当てに最多4人を送り込み、本気度を感じさせた。

 父も観戦する中、奮闘した関本は「大阪で誰よりも打点を稼ぐ4番として勝ち続けたい」と宣言。大阪府の独自大会優勝に加え、星稜と激突する甲子園交流試合の必勝を誓った。
(吉仲 博幸)

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2020年7月20日のニュース