牛島和彦氏 ラミレス采配に疑問 追いつかれて降板 ベンチが作った悪い流れ

[ 2020年7月20日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3―5巨人5 ( 2020年7月19日    横浜 )

<D・巨>リリーフに失敗し降板する山崎(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 【牛島和彦 視点】理解に苦しむ。9回2死一塁。同点にされた時点で山崎を降ろしたラミレス采配だ。私にも抑えの経験があるが、逆転されたのならともかく、追いつかれたところで代えられたことはない。山崎は今季、不安定な投球が続いているとはいえ、6セーブを挙げている。あんな場面で代えられては、ベンチとの信頼関係が心配になる。

 代わった国吉も気の毒だ。クローザーが出ていった時点で気持ちは完全に切れている。同点になって延長10回からというなら準備し直せるが、まさかのイニング途中。岡本に打たれたのはど真ん中の真っすぐだった。

 最悪の逆転負け。悪い流れはベンチがつくった。私が監督なら送りバントをさせているシーンが4度あった。2回1死一塁の平良の場面と6、7回の無死一塁、9回無死一、二塁。走者を先の塁に送って相手に重圧をかけるべきなのに、ことごとく強攻して一度も走者を進められなかった。ただ打つだけの野球では勝ちを拾えない。

続きを表示

2020年7月20日のニュース