夏の甲子園開催中止なら経済的損失は672億円超 関大・宮本勝浩名誉教授が試算

[ 2020年5月20日 05:30 ]

関大・宮本勝浩名誉教授

 関西大学の宮本勝浩名誉教授(75)が19日、夏の甲子園が中止になった場合の経済的損失を発表。失われる経済効果は約672億4415万円と推計した。

 各都道府県の地方大会の消費額が約139億7180万円で、甲子園での本大会が約171億5975万円と算出。この2つを合わせ、大会全体の消費総額(直接効果)は約311億3155万円とした。この数字をもとに一次、二次波及効果を計算。失われる経済効果は700億円近い数字になった。

 宮本名誉教授は「これは全てのアマチュアスポーツ大会の中で最高額の損失と推定される。しかし、この夏の甲子園を目指してきた高校球児にとっては、大会の中止はこれらの金額をはるかに上回る生涯の希望の損失となるであろう」とした。

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2020年5月20日のニュース