西武・松坂、埼玉県に“恩返し”マスク5万枚寄付「医療に携わる方々と気持ちを一つに」

[ 2020年5月14日 05:30 ]

練習で笑顔を見せる松坂(撮影・木村 揚輔)
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 西武は13日、松坂大輔投手(39)が不織布のマスク5万枚を埼玉県の新型コロナウイルス対策本部に寄付すると発表した。医療や福祉の現場で活用される。プロ野球は最短で6月19日の開幕を目指す中、開幕3戦目の先発が見込まれる。14年ぶりに古巣に復帰した右腕は本拠のある埼玉県への恩返しとともに、右肩痛からの2年ぶりの復活勝利で西武ファンを喜ばせる。

 松坂は自ら知人を通じてマスク製作会社に依頼。医療や福祉など幅広く活用してもらえるよう、不織布のマスクを用意した。埼玉県のコロナウイルス対策本部には、15日に到着予定で、各現場に送られる。球団を通じ「医療に携わる方々が最前線で闘い、私たちの命と生活を守ってくれています。ウイルスに打ち勝つ日が確実に近づいていると信じ、皆さまと気持ちを一つにして乗り越えたい」とコメントした。

 右肘、右肩の手術を経験。今でも定期的に病院でチェックを行っており、医療現場の状況を目にしてきた。「埼玉県でもマスクの数が全体的に不足していると、お聞きしました。少しでもお役に立てることができたら幸いです」。14年ぶりに復帰した西武が本拠を置く地元・埼玉への恩返しともなる。

 「命の大切さを痛感し、自分と向き合う時間も増えました」。自主練習となった4月6日以降は、自宅での肩周りの強化を欠かさず、時に屋外でキャッチボールを行い、体調維持に努めている。食事も自炊のほか、フードデリバリーサービス「UberEats」も活用する工夫で「3密」を避けてきた。

 プロ野球は6月中の開幕を目指すことが決まった。辻監督は3日に開幕3戦目に先発で起用する方針だったことを明かした上で「また(開幕3戦目の先発を)予定している」と話した。最短となる6月19日開幕であれば、3戦目は6月21日。4月上旬に注射を打った右膝の回復も含め調整が順調に進むことが条件だが、古巣復帰戦へ目標は定まっている。

 「野球ができる喜びをグラウンドで表現し、ファンの方々にも喜んでもらえる日をイメージしながら、開幕に向けて時間を有効に使っていきたい」。野球の力を信じ、準備を整えていく。(倉橋 憲史)

【松坂の過去の寄付】
 ◆チャリティーイベント 08年12月、横浜高の同期や同じ昭和55年度生まれの村田(横浜=現DeNA)、平石(楽天)らとチャリティーマッチを開催。収益金を横浜、横須賀市の児童養護施設に寄付。
 ◆少年少女に レッドソックス時代の10年シーズンから、奪三振1個につき500ドル(約4万3500円=当時)などを全米の少年少女に寄付した。
 ◆東日本大震災 11年3月、義援金としてレ軍球団を通じて100万ドル(約8100万円=当時)を日本赤十字社に寄付。
 ◆熊本地震 ソフトバンク時代の16年6月、熊本地震で被災した藤崎台県営野球場の復旧を支援するために1000万円を寄付。

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