ソフトB・バンデンハーク “これぞプロ”な前向きメンタル

[ 2020年5月14日 09:00 ]

ソフトバンクのバンデンハーク
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 この前向きなメンタル、これぞプロだなと思った。ソフトバンク6年目右腕のリック・バンデンハーク投手(34)が7日、ペイペイドームで自主練習開始後2度目のブルペン入り後にオンライン対応。個別での調整が始まって約1カ月が経過する上に開幕日も決まらない中でも、とにかく明るく振る舞う姿が、自宅でテレビかパソコン画面か、お笑い動画を見続けている記者の脳に何か引っかかった。

 「サンジュキューキュー(39球)ナゲタヨ。(※以下は通訳を介し)感覚は良かったよ。開幕も先も見えていないけど、いい意味でプラスにとらえ、できる限りのことをポジティブにやっているよ」

 とにかく明るいバンデンハークが、画面に映えた。開幕を待つ期間のテーマは「be positive(積極的)」だという。ブルペンで“ストライク入ってますよ”とまでは分からなかったが、順調な仕上がりをグイグイと押してきた。

 米大リーグ・マイナーからメジャー、韓国、ソフトバンクでプレーし開幕延期の経験は初めてだという。それでも笑っている。「(プロ)18年目で初めてだけど、いつ開幕してもいいようにモチベーションも保てているしシーズン中にできないことも気持ちをポジティブにやれている」と前向きは止まらない。

 帰宅すれば、生後6カ月の長男の世話を積極的に手伝っているという。「おむつを換えたり、ミルク作りなどをやっているよ。(息子が)逃げたり、ひっくり返ったりするけど幸せに感じる。少しでも妻に自分の時間を与えられるように楽しみながらやっています」。瞬時に“安心してください、おむつ、はかせてますよ”と妻にアピール中なのかと想像してしまったが、これも定かではない。本家のネタも知らないだろう。ただ、言動は聞いている者を何か奮い立たせ、元気にさせる。

 「スポーツは人をつなげるし、勇気付ける。1日でも早く球場にファンがいっぱいになるのが待ち遠しいし、チャンピオンに向かって行けるように自分も努力する」。3年ぶりのリーグ制覇へ、常にポジティブに前進するバンデンハークに、粋なオランダの風を感じた。(記者コラム・井上 満夫)

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