日本ハム“木田画伯”がチーム91人の似顔絵熱筆!プリントTシャツ15日から販売

[ 2020年5月14日 06:00 ]

仕上げの作業を進める木田コーチ
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 スポニチ本紙で「木田画伯の球界絵日記」を連載している日本ハムの木田優夫投手コーチ(51)が、チームの全73選手と栗山監督ら首脳陣を含めた計91人の似顔絵を描き、その似顔絵がプリントされたTシャツを球団が15日から公式オンラインストアで受注販売する。1枚3000円(税別)で、受付期間は28日午後11時59分まで。似顔絵Tシャツを含む5000円以上の購入者には1選手に付き1人(抽選)に直筆色紙の特典も付く注目企画だ。

 球団から企画を提案されたのは先月14日。そこから木田画伯は全91人の似顔絵を約2週間かけて完成させた。自宅にはボツとなった下書きノートや色紙が山積み。楽しいはずの似顔絵に悪戦苦闘する日々となった。苦戦した選手には中島、西川、有原らを挙げ「下描きを10ページくらい描いたけど全く似なかった。野球と一緒で楽しいから描いてきたけど、仕事にされると楽しいだけじゃ終わらない。選手もファンも似顔絵を見て怒らないで」と苦笑いで振り返った。

 新型コロナウイルスの感染拡大によって球団とファンの交流が少なくなったため、「ファンに楽しい企画を」と発案された中でこの企画が生まれた。当初は球団からの提案に「現役のコーチに描かせるのは凄いな」と驚いたが、ファンのために快諾した。

 下書きが出来上がれば完成まで約15分だが、下書きの構図が仕上がるまでが大変だったという。GM補佐だった17年ドラフトで清宮を1位で引き当てた際は本紙企画などで「いっぱい描かされた」。そのため「あっという間にできる選手もいる」が、特徴を捉えるのに「かなりかかる選手もいる」と打ち明けた。杉谷は自身の似顔絵に「眉毛のあたりは特徴を捉えている」と高評価だった。

 絵は独学。20年前に通っていた飲食店で店内にいる客の似顔絵を描き、知人と「こういう人を探しています」というゲームをしていたのが似顔絵を描き始めた原点だ。その才能がファンとの距離を縮める手助けとなり「僕のを見て“自分ならこう描く”と家にいる時間を楽しめるようにしてくれたら」と呼び掛けた。

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