ソフトB・今宮 「20年型フォーム」習得へ着々「練習では悪くはないと思う」

[ 2020年2月5日 05:30 ]

宮崎キャンプ ( 2020年2月4日 )

<ソフトバンク春季キャンプ>ランチ特打で快音を響かせる今宮(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・今宮健太内野手(28)が4日、宮崎キャンプ第1クール最終日にランチ特打を敢行。バットを握る両手のタイミングの取り方を数パターン試すなど、「2020年型フォーム」の習得に取り組んだ。今季の目標は自己最多となる20本塁打。開幕までにフォームを固め、11年目のシーズンに臨む。

 
 11年目のキャンプは、試行錯誤の連続。ランチ特打を行った今宮が、94スイングで柵越えを4本放った。その後のフリー打撃では50スイングで1発。しっかり振り込んで第1クール最終日を終えた。

 「感覚はまだ分からないけど、練習では悪くはないと思う。タイミングをしっかり取ること。それができないと打てないので。そこをしっかりやれるようにしたい」

 2020年の目標は自己最多の20本塁打。そのためのフォームづくりが今キャンプのテーマだ。バットを握る両手の動きを大きくしたり、小さくしたり「いろいろとやっている」と話す。この日のフリー打撃でもタイミングの取り方を数パターン試し「これから実戦に入って、どの形でいくかを決めていく。去年とは違うフォームでやっていきたいと思っている」と、新フォームで打力向上に努める構えだ。

 特打ではコースに逆らわずに、広角に打ち分けるなど、鋭い打球が飛んだ。見守った立花打撃コーチは「振る力は元々あるので、力を入れ過ぎないように。(グリップは)いい形を探してくれればね。今はバットの軌道が上から落ちる感じで振れている」と評した。

 オフには減量に取り組み、現在は昨年よりも3キロ減の75キロ。昨年は左太腿裏痛の影響で離脱しただけに「体重が減って軽い感じ。去年は投手に迷惑をかけたので、今年は助けられるようにしたい。足は今のところ問題ない。様子を見ながらですね」と順調なキャンプを送っている。

 昨季は106試合の出場で自己最多タイの14本塁打をマークした。動ける体でコンディションを整え全試合に出場し、2020年型の新打法で目標の20発をクリアする。

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2020年2月5日のニュース