巨人 3年目・北村、意地の二塁打アピール!原監督「良いものは出ましたね」

[ 2020年2月5日 05:30 ]

宮崎キャンプ・紅白戦   1軍 1―7 2、3軍 ※特別ルール ( 2020年2月4日    サンマリン宮崎 )

<巨人 宮崎キャンプ紅白戦>6回2死、原監督(右奥)の前でセンターへ二塁打を放つ北村(投手・沼田)=撮影・西海健太郎
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 1軍の「5番・一塁」で出場した巨人・北村が意地の一打を放った。2打席凡退で迎えた6回2死から沼田の外角直球を中越え二塁打。「コンタクトしていったけど、あそこまで飛んだ。一本出たことは良かった」と胸をなで下ろしていた。

 プロ3年目。ここまで1軍はわずか6試合の出場しかないが、原監督が中島、山下とともに一塁の定位置候補として挙げる。1月は2年連続で坂本の沖縄自主トレに同行。そこで主将から「一塁や三塁で試合に出る選手は大きいのを打てないと」と長打力の大切さを説かれ、今キャンプでも意識して取り組む。

 18年1月には巨人のネクタイを結んで入寮。星稜の山下智茂名誉監督がOB会でつけていたものを譲り受けた。この日は同校の林和成監督や父・英治さんがスタンドで観戦。その中で結果を出した。

 原監督も「良かった。良いものは出ましたね」とうなずく。2打席目の凡打のように強振によるズレを課題とするが「あのスイングであそこまで飛ぶのが分かったのは収穫」と実戦ならではの手応えも得た。8、9日の紅白戦もアピールする。(川手 達矢)

 ◆北村 拓己(きたむら・たくみ)1995年(平7)8月29日生まれ、石川県出身の24歳。星稜で3年夏の甲子園に出場。亜大では主将を務めてベストナイン2度。17年ドラフト4位で入団した。18年7月20日の広島戦でプロ初出場。1メートル81、85キロ、右投げ右打ち。今季年俸860万円。

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2020年2月5日のニュース