日本ハム・マルティネス復活!初ブルペン31球 「ドライブライン」効果

[ 2020年2月5日 11:50 ]

ブルペンで投げ込むマルティネス
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 復活の序曲だ。日本ハムのマルティネスが4日、1軍の名護キャンプで初めてブルペン入り。捕手を座らせてカーブと直球を中心に31球を投げ込み、手応えを口にした。

 「キャンプ前にも(米国で)8、9回ブルペンに入っている。いい状態。シーズンで100%に持っていけるようにしたい」。その言葉通り、直球を内外角に意識して投げ分けるなど調整は極めて順調。昨年は右上腕部を含め相次ぐ故障で1軍登板ゼロに終わった助っ人右腕は「体に関しては肩、肘とも問題ない」と強調した。

 2週間前には米シアトルの最先端トレーニング施設「ドライブライン」でフォームを分析。ステップした左足が着地した際、右腕がトップの位置まで上がりきっていないことが分かり、ボールに力が伝わりきらず非効率だと指摘された。「股関節が閉じ気味で腕の振りが遅れていた。そこを改善している」。復帰へ向けて着実に段階を踏む18年10勝の右腕は言葉を続けた。「今年はどんな場面でもチームに貢献したい」。その目には復活マウンドがはっきり見えていた。(秋村 誠人)

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2020年2月5日のニュース