侍J稲葉監督、阪神キャンプ視察で岩崎、西勇らに熱視線 藤浪は「気にしている選手の一人」

[ 2020年2月5日 19:42 ]

<阪神キャンプ>侍ジャパン・稲葉監督(左)と談笑する藤川(撮影・大森 寛明)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)は5日、宜野座村の阪神キャンプを視察した。ブルペンでは救援左腕の岩崎優投手(28)、先発右腕の西勇輝投手(29)の投球に熱視線を送った。

 岩崎については「左の中継ぎということで貴重な投手。昨年も成績を残し、今年期待している一人です」と評価。西勇は「私も対戦はあるが、左の内角にしっかり投げられる。ボールの出し入れもできるし、右打者の内角にも投げきれる。(代表に)入れてみたらどうなるかな、という風に思って見てました」と現役時代のイメージも沸き起こしながら、注目選手の一人とした。

 岩崎は昨季48試合に投げ、3勝0敗26ホールド、防御率1・01と抜群の安定感を誇った。

 西勇は移籍1年目だった昨季は26試合に先発し、10勝8敗、防御率2・92の好成績をマーク。ゴールデングラブ賞も受賞した。14年は日米野球に出場し、楽天・則本昂らとのリレーで継投でのノーヒットノーランを達成。15年プレミア12や16年3月の強化試合・台湾戦など、侍ジャパンでの経験もある。

 また先発左腕の高橋遥人投手(24)は昨年から代表候補と注目していた一人。矢野監督に近況を伺い「今年は力感というか、そういうものがなく、凄くいい球を投げられていると聞いた。まだまだ成長途上の若い投手。成績も含めてしっかり見ていきたい」と引き続きチェックしていく。

 他にも秋山が抜けた1番候補となる近本、捕手の梅野らも注目選手の一人。復活が待たれる藤浪には「気にしている選手の一人。自分をしっかり作り上げる段階だと思うので、見守っていきたい」とした。日本ハム時代のチームメートの糸井とも談笑し「ぜひチャンスがあれば、という話もしてくれた」と前向きな姿勢を歓迎した。

 去り際には藤川からあいさつを受け、08年北京五輪のチームメートとして熱いエールを受けた。「雪辱を果たして下さい。ジャパン万歳!」と送り出された。昨季は56試合に投げ、4勝1敗16セーブ、防御率1・77と抑えとして復活を果たした。不屈の39歳に「経験もあるし、成績も残している。今年もどれだけやってくれるのかなというところは、しっかり見ていきたい」と代表監督としての視線を送っていた。

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