巨人・原監督の「言葉の力」 一言で選手を動かす指揮官の「考え」を今キャンプでも

[ 2020年2月5日 09:00 ]

<巨人キャンプ>ファンサービスでステージに上がった原監督(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人・原辰徳監督(61)が名将たるゆえんの一つが「言葉の力」だ。スポニチ本紙では指揮官の発信力を「今日の一言」と題して掲載。4年ぶりに復帰した昨春に続き、今年も2年連続で同企画の「リターンズ」をお届けしている。指揮官の「考え」を深く伝えるため、昨年はどのような言葉を掲載したか総集編としておさらいしたい。

◆19年2月1日
「風景は変わらないけど、心境は変わるもんだねえ」。キャンプインの朝。青島神社参拝を終え、球場に向かう際の胸中

◆19年2月3日
「負けたら総取っ換えだよ」。紅白戦で2軍に大量リードされるも追いついた1軍選手に向けて

◆19年2月4日
「プロ野球は一人一人が個人商店」。円陣で、厳しい世界を個人事業主として生き抜く心構えを説いた。

◆19年2月7日
「幸いペナントレースは長い」。外国人枠は4人だが、長いシーズンを見越し5人以上台頭を歓迎

◆19年2月8日
「技術もさることながら、体力も、心も」。居残りのフリー打撃で1時間10分フルスイングした丸に「凄い」

◆19年2月13日
「左バッターというのは引っ張れてなんぼ」。一流選手の条件として提示。フリー打撃中、若手左打者に求めた

◆19年2月17日
「プロの個性というのは技術」。吉川尚の打撃、走塁、守備力を高く評価。技術を「個性」とした 

◆19年2月19日
「ゲーム用のピッチングなんてない」。ドラフト1位・高橋の対外試合デビューを前に「力試し」と期待

◆19年2月23日
「いい結果も収穫。悪い結果も収穫」。オープン戦初戦を終えて。開幕までの期間「全てをプラスにする」

◆19年2月24日
「休息という練習にしたい」。練習日を休養日に変更。体の状態や練習の消化率を加味して判断

 巨人は今季2年連続リーグ制覇と8年ぶり日本一を目指す。時にインパクトある一言で選手を動かす指揮官の「考え」を今キャンプ全日程で伝えていく。(記者コラム・神田 佑)

続きを表示

2020年2月5日のニュース