侍・稲葉監督、DeNA平良の変則フォーム注目 初見の対外国人に有利

[ 2020年2月5日 05:30 ]

日本代表・稲葉監督(右)と握手するラミレス監督(撮影・島崎忠彦)
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 【東京五輪金へ 稲葉EYE】侍ジャパンの稲葉篤紀監督(47)は4日、DeNAとヤクルトを視察し、キャンプ2軍スタートのDeNA・平良を注目選手の一人に挙げた。ラミレス監督との対話で「平良投手ですね。昨年から非常にいい球を投げていた。対外国人でどうなのか、という話をした」と情報収集した。

 可能性を広げ、幅広く数多くの選手を見ている。平良は昨季、夏に一時ローテーション入りし5勝6敗、防御率4.11。高低を間違わない高い制球力を評価する。また横手に近い変則フォームで、初見となる外国人打者相手には有利とみる。

 プレミア12で足で存在感を示したソフトバンク・周東も、昨春キャンプでは育成枠だった。午後のヤクルトでは3年目で1軍実績のない外野手の塩見も注目選手に挙げた。

 DeNAでは山崎のブルペン投球も視察し、ヤクルトでは山田哲に「ファーストミットは残しておいて」と声を掛けた。代表常連組とのコミュニケーションを欠かさず一方で原石の発掘も怠らず。周東に続くサプライズがあっても不思議はない。(後藤 茂樹)

 ≪課題の三塁にDeNA宮崎&ヤクルト・村上注目≫稲葉監督は課題でもある三塁手について注目選手にDeNA・宮崎、ヤクルト・村上を挙げた。前日の中日・高橋に続き「サードをどうしていくか、私の中で考えている」とした。
 プレミア12はソフトバンク・松田宣に託したが打率.125と振るわず、決勝は本職ではない西武・外崎を先発起用。村上は「“見ているからね”と言っていただいた。(五輪は)凄く出たい気持ちがある」と目を輝かせた。

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2020年2月5日のニュース