ヤクルト・ドラ1奥川、目標は憧れのマー君「エースらしい投手になりたい」

[ 2019年12月4日 05:30 ]

入団会見で笑顔を見せる奥川(撮影・島崎忠彦)
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 ヤクルトからドラフト1位で指名された奥川恭伸投手(18=星稜)ら、来季の新人6選手が、都内で新入団選手発表会に臨んだ。奥川は目標とする選手にヤンキース・田中将大投手(31)の名前を挙げた。自身が目標とする沢村賞を2度獲得し、メジャーでも6年連続2桁勝利を挙げている右腕のように、絶対的エースになることを誓った。

 初めて背番号「11」のユニホームに袖を通し、スポットライトを浴びた奥川。壇上で司会者から目標とする選手を問われると、堂々と答えた。

 「ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手です。エースらしい投手ですし、そういう投手になりたい」

 前日2日に神宮球場で施設見学を行った際、その憧れの人は隣接する室内練習場でイベントを行っていた。対面する機会こそなかったが、報道で田中が「はるかに僕なんかより良い」と発言したことを知った。「凄くうれしかったんですけど、全然そんなことないです」。謙遜したが、ゆくゆくはその存在に追いつくつもりだ。

 忘れられないシーンがある。13年11月3日、楽天と巨人の日本シリーズ第7戦。楽天・田中が最終回にリリーフ登板し胴上げ投手となった。そのシーンは画面を通して当時、小学生だった奥川少年の脳裏に焼き付いた。「そういうことができる選手はかっこいいし、憧れです。全部のボールが一級品。24連勝して負けなかったり、エースらしい存在」。楽天のエースとしてシーズン24連勝。チームを初のリーグ制覇、日本一に導き、2度目の沢村賞も獲得。目指すエース像はそこにある。

 つぶらな瞳が印象的な顔や、投球フォームが似ていると言われている。ただ、参考にしているのは外面ではない。「スタイルは参考にしています。総合力で勝負したい」。田中は新人だった07年に11勝を挙げ新人王に輝いた。奥川は「1軍で投げて勝つことが目標」と控えめだが、最速154キロの直球と精度の高いスライダー、フォークを武器として勝負する同じ本格派。王道を歩む上で、田中の数字は目安となる。

 高津監督も「高い目標を持って目指す姿勢は素晴らしい。田中投手のようになってほしい」と話した。この日の観客はファンクラブ会員500人。応募は一般公開を始めた07年以降で最多の約4000件に上った。報道陣も過去最多の約100人。会場外にはチケットを求める人も現れた。超高校級右腕への注目度、期待値は高まるばかりだ。 (黒野 有仁)

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