阪神育成ドラ2奥山が仮契約 文武両道“国立大の星”

[ 2019年11月11日 05:30 ]

仮契約を結んだ奥山
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 阪神から育成ドラフト2位で指名された奥山皓大外野手(22=静岡大)が静岡県静岡市内のホテルで支度金200万円、年俸300万円(いずれも推定)で仮契約を結んだ。静岡大からは初のプロ野球選手、阪神でもドラフト史上初の国立大出身選手として一日も早い支配下契約を目標に掲げた。

 「珍しいケースではあると思いますし、そういった経歴の選手が活躍することによって今後国公立で野球をする選手の励みにもなると思う。自分が活躍して影響を与えられるようにやっていきたい」

 節目の日に脳裏によみがえったのは教育学部で学んだ文武両道の日々だ。「学業にしろ野球にしろ、どっちにも共通することや生きてくることが必ずあると思うので、両方頑張ろうと思いました」。限られた時間で効率よく練習する術を身に着けた。いま取り組む卒論のテーマは「スポーツ選手のストレスに関する研究」で、「調査や文献を読む中で参考になるのも大きいですし、自分に当てはめて取り組んでいきたい」と意欲的だった。

 「走攻守三拍子そろった選手になりたい。トリプルスリーを最終的に目指せるような選手になることが目標です」。国立大の星として強い決意と大志を胸に抱いた。(阪井 日向)

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2019年11月11日のニュース