駒大 連勝で1部残留 上野が強気の投球で1安打完封「やっと4年生らしいことができた」

[ 2019年11月11日 05:30 ]

東都大学野球 1部、2部入れ替え戦   駒大2―0拓大 ( 2019年11月10日    神宮 )

拓大打線を封じる駒大・上野 (撮影・白鳥 佳樹)
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 2回戦が行われ、駒大(1部6位)が拓大(2部1位)を2―0で下し、2連勝で1部残留を決めた。先発した上野翔太郎投手(4年)が8三振を奪い、わずか1安打で完封した。敗れた拓大は15年春以来の1部復帰を逃した。

 駒大は4年生の上野が有終の美を飾った。2年春の2部リーグ戦以来となる先発を任され、1安打で公式戦初完封。「残留できてよかった。やっと4年生らしいことができた」と安どした。高校日本代表でも活躍した中京大中京時代をほうふつさせる最速145キロの直球を主体に8三振を奪った。試合前に仲間に「完封する」と宣言。「入れ替え戦は引いた方が負け」と強気の投球で拓大をねじ伏せた。中畑清OB会長(本紙評論家)も「魂のこもった素晴らしい投球」と称えた。卒業後は社会人でプレーを続ける予定だ。

 ◆拓大内田俊雄監督 投打にわたって力の差をひしひしと感じさせられた。これが1部の力。いい経験にして1部で戦える力をつけてくれればいい。 

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2019年11月11日のニュース