巨人“FAトリプル包囲網”福田も本格調査、原監督「参加するのがジャイアンツ」

[ 2019年11月3日 05:30 ]

外野から練習を見守る原監督(撮影・森沢裕)
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 プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手が2日に公示された。3日から他球団との交渉が解禁され、巨人・原辰徳監督(61)がFA戦線に参戦を表明した。獲得を狙うロッテ・鈴木大地内野手(30)、楽天・美馬学投手(33)に加え、ソフトバンク・福田秀平外野手(30)の本格調査を開始するもようで、国内移籍を視野に入れるFA3選手全てに動く。

 実質的な編成権を持つ「全権監督」の意思は明快だった。ジャイアンツ球場で指揮した秋季練習後、原監督はFA選手に対して敬意を込めて話した。

 「FAしたら、やっぱり参加するのがジャイアンツ。そうしないとFAが駄目になる。FAというのは選手にとって名誉なこと」。球界全体を見渡す広い視野での発言。これまで数々の補強を行ってきた伝統球団が、今年もFA戦線で動く。

 大塚淳弘球団副代表編成担当はこれまで鈴木と美馬について「本格的に調べます」と明かしている。原監督はこの日、国内移籍を視野に入れるFA3選手全ての名前を確認した上で、個人名は挙げずに「FAで手を挙げたら、ちゃんと価値ある人に話をしていく、こちらの意見を聞いてもらうというのは、大事なことだと思う」と持論を展開。2選手に加えて、福田の獲得調査も開始するもようだ。

 福田は今季80試合で自己最多の9本塁打を放ち、勝負強い打撃が光る。巨人との交流戦初戦で満塁本塁打。3戦目にもエース菅野から先頭弾を放ち、巨人が4連敗した日本シリーズでも第2戦で2ランを放った。同じ左打ちの外野手・亀井は来季、野手最年長の38歳シーズン。さらには内野も守れる点も、補強ポイントに合致する。

 鈴木、美馬の獲得調査も本格化させる。鈴木には交渉の切り札として、長野が広島に移籍して空き番となった背番号7を提示する可能性もある。ロッテで14年から6年間背負う愛着のある番号だ。各選手との交渉の席に、大塚副代表は「(状況次第で)監督が行くケースはありますよね」と示した。昨年の丸ら、原監督の「直接出馬」でFA戦士のハートを数々射止めている。

 常勝を義務付けられる球団において、リーグ2連覇、8年ぶり日本一奪還に向けた戦力補強は必須。指揮官は「選手、(FAの)ルールに対する、感謝と敬意という部分だと思う。やはりFAというものに興味はあります。選手に対して敬意を表す。今年は(いい)なんて楽観視していたらいけない」と最大限の誠意を示した。

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