DeNAドラ3伊勢、後輩・村上斬りで威厳示す「敬語を使わせられるように」 

[ 2019年11月3日 05:30 ]

DeNAからドラフト3位指名された伊勢(中央)は八馬スカウト(左)と吉田スカウト部長から指名あいさつを受け、ガッチリ握手
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 先輩の威厳は、マウンド上で示す。DeNAからドラフト3位指名された明大・伊勢大夢(ひろむ)投手(21)が2日、都内の同校で指名あいさつを受けた。対戦したい打者にヤクルト・村上を挙げる最速151キロ右腕は「敬語を使わせられるように頑張りたい」と珍目標を掲げた。

 九州学院時代に2学年後輩だった村上とは、タメ語で会話する間柄。先輩後輩の垣根を越えて仲の良いチームを目指していたためで「今も2コ下の子たちと仲がいいので良かったと思う。ナメられてましたけど」と笑う。だからなのか、ドラフト会議後に来た連絡はまさかの「おめでとう、よかったね」。優しい先輩は「グラウンドで対戦できるように頑張るよ」と返した。

 今季、高卒2年目以内の最多本塁打、最多打点を更新と大ブレークした「令和の怪童」は、すっかり「雲の上の存在」という。それでも「打率も上がりそうだし球界を代表する打者になりかねないので、歯止めを利かせられれば」と負けるつもりはない。リーグ戦を終えて自身の投球を分析すると、村上と同じ左打者への被打率が悪かったこともあり、投球フォームの見直しをしながらプロの舞台を見据える。1年目から1軍の舞台で、後輩との名勝負を繰り広げる。 (町田 利衣)

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2019年11月3日のニュース