広島・佐々岡監督、薮田を直接指導 キャンプ初日から“佐々岡色全開”

[ 2019年11月3日 05:30 ]

薮田(左)のブルペン投球を横山投手コーチ(右)と見守る佐々岡監督
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 広島・佐々岡真司監督(52)の就任から初となる秋季キャンプが2日、宮崎・日南市の天福球場で始まった。指揮官はブルペンで、今季0勝に終わった薮田和樹投手(27)を熱血指導。投手、野手の壁をつくらず、若手選手と積極的にコミュニケーションを図るなど、“佐々岡色全開”のキャンプインとなった。

 初日の立ち振る舞いに、新指揮官の独自色が出た。午前9時から始まった早出練習も終わり、全体練習に移った11時。佐々岡監督は、シートノックを横目にブルペンへと向かった。

 九里、床田以外の15投手に初日からのブルペン入りを課した。最初は捕手の真後ろから岡田らの投球をチェック。イスから腰を上げると薮田のもとに歩み寄った。すると、身振り手振りを交えての熱血指導が始まった。この日、指揮官自らブルペンで直接指導した唯一の投手だった。

 前政権では見られない光景だった。緒方前監督の技術指導は担当コーチを介していたため、直接のやり取りは限定的にならざるを得なかった。「投手に言いたいことがあれば様子を見ながらですね」と今後も直接指導は惜しまない方針だ。

 薮田は、指揮官が2軍担当時代から指導してきた秘蔵っ子。しかし、今季は4試合で0勝と誤算に終わった。2017年に15勝をあげて勝率第1位に輝いただけに、復活への期待も自然と大きくなる。熱血指導に薮田は「体重移動の部分です。最後にもう一押ししたい」と振り返った。

 初日から精力的に動き回った。午後からの打撃練習では、若手の中村奨、羽月らに話しかけながら見守った。居残りでの課題練習にも顔を出し、山口、遠藤ら若手投手に声をかけたのも、佐々岡監督ならではだった。

 「初日から声も出て元気があってよかった。初めて(投手だけでなく)全体を見ないといけないので…。コーチの話を聞きながらやっていきたい」

 練習の合間には約5分間、即席サイン会を開いてファンを驚かせた。「佐々岡流」が、より明確になった初日だった。 (河合 洋介)

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