阪神 中谷、天国から地獄 前日V弾一転ダブルエラーに無安打

[ 2019年4月7日 05:55 ]

セ・リーグ   阪神3―10広島 ( 2019年4月6日    マツダ )

<広・神>2回2死一、三塁、床田の打球はじく適時失策を犯す中谷(撮影・北條 貴史) 
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 殊勲弾から一転、惨敗の起点になった手痛い拙守があっても、阪神・矢野監督は決して中谷を責めなかった。

 「あれが引いたプレーだったら、俺も“どうかな”というのはあったけど…。前に攻めていく中でね。投手だからそこまで慌てなくてもいいというのもあるかもしれんしね」

 2回1死一、三塁。投手の床田を打ち取ったゴロは高く跳ねて一塁前へ。前へ出て処理しようとした中谷はバウンドを合わせ損なってはじき、慌てた一塁送球もそれた。三塁走者に先制の生還を許した上に二、三塁の窮地を招き、記録上は「ダブルエラー」が付いた。この回は何とか最少失点で終えても、岩貞に余計な負担を強いた。

 前夜は1点を追う7回に代打登場し、4連敗からの脱出へ導いた大瀬良からの逆転本塁打。値千金だった今季1号の余勢を駆って開幕8試合目にして初めて先発に抜てきされた。相手は左腕の床田。条件は整い、得点力不足を解消する期待を背負った「6番・一塁」だった。

 挽回を期した打撃でも6回無死一、二塁で空振り三振に倒れるなど2三振を含む4打席凡退。半日前は大歓声を注がれた帰り道で「う~ん…」と言葉にならない声を絞り出した。

 矢野監督にすれば先発起用に何の悔いはない。だから、失敗を糧にして成長を求めた。「俺の責任という部分もある。将大は、あれをアウトにできるようになっていかないとあかん」。シーズンはまだ始まったばかり。最下位からの逆襲へ長い目で大砲候補の奮起を期待した。(山本 浩之)

 ≪ワースト8試合連続1桁安打&3得点以下≫阪神は投壊で広島に10失点の大敗。打線も7安打3得点と奮わず、開幕から8試合連続の1桁安打&3得点以下。開幕からの記録では、1桁安打は2リーグ制以降ワーストだった63、91年の7試合連続を更新し、1リーグ時代の1943年の10試合連続以来76年ぶり。3得点以下は59年の7試合連続を上回る球団ワースト記録になった。

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