阪神 梅野、猛打賞一番乗り 骨折も不屈の闘志で存在感

[ 2019年4月7日 06:20 ]

セ・リーグ   阪神3―10広島 ( 2019年4月6日    マツダ )

<広・神>3回無死一塁、左前打を放ちガッツポーズを決める梅野(撮影・大森 寛明)
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 7安打3得点と低調な阪神打線にあって今季の猛打賞一番乗りと気を吐いたのが梅野だ。3回に左前打を放つと、相手バッテリーの意表を突いたのは5回無死一塁の場面だ。初球に見事に三塁前へのセーフティーバントを決めた。

 「ポジションを見ながら、自分の判断です。打つ方では、負けてる時こそチャンスメークというか、やるべきことをやっていこうと思いました」

 処理した堂林の悪送球を誘い、一気に二、三塁へ好機を拡大。続く代打・上本の2点適時打を呼んだ。7回には再び左前へ運ぶなどバットで存在感を示した。

 2日の巨人戦で負傷し、4日に左足薬指の骨折と診断された。欠場したのは2試合のみ。不屈の闘志で5日から戦列復帰すると、攻守に欠かせぬ働きぶりでチームを支えている。

 捕手としては鈴木に2本、松山、会沢にも一発を食らい、計4被弾。「4番のホームランは(相手)チームの士気も上がる。避けられる部分は避けていかないといけない。1勝1敗。何とか勝ち越したい」。本業のリード面を猛省した手負いの司令塔は気持ちを切り替え、カード勝ち越しをにらんだ。(吉仲 博幸)

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2019年4月7日のニュース