雄星 天国の父に吉報ならず 5回6失点、メジャー初勝利逃す

[ 2019年4月7日 02:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ8―10ホワイトソックス ( 2019年4月5日    シカゴ )

<ホワイトソックス・マリナーズ>2回無死二塁、バントした打球を捕球し一塁へ送球する雄星(右はゴードン)(撮影・会津 智海)
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 マリナーズの菊池雄星投手(27)が5日(日本時間6日)、ホワイトソックス戦に先発し、5回7安打6失点(自責4)で3度目の登板でもメジャー初勝利を逃した。父雄治さん(享年59)の死去発表後の初登板だったが「そう簡単には勝たせてくれないもの」と唇をかんだ。

 「立ち上がりは難しいところがあったけど、そこで粘りきれなかったのが一番」と振り返った1―0の初回。遊撃手が失策を連発して同点とされると、無死満塁からモンカダに勝ち越し2点二塁打を浴びた。マ軍守備陣は両リーグワースト16失策。守りに足を引っ張られる形にも「追い込んでから甘いところにいった」と自らを責めた。2回までに6失点しながら、3回以降は立ち直り、味方の逆転で一時は勝利投手の権利を得たが、救援陣が再逆転を許した。

 日本時間6日は岩手県花巻市で雄治さんの葬儀が執り行われた。次回10日(同11日)のロイヤルズ戦で亡き父へ初勝利を届ける。「次の試合に自分の投球をして必ず勝ちたい」と左腕は誓った。(笹田幸嗣通信員)

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2019年4月7日のニュース