大院大、昨秋王者の京産大に連勝 米沢新監督の「超攻撃的野球」で台風の目に

[ 2019年4月7日 18:53 ]

関西六大学野球第1節2回戦   大院大6―1京産大 ( 2019年4月7日    南港中央 )

 <大院大・京産大>大院大・坂田は1失点完投勝利を挙げる
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 大院大が連勝し、勝ち点1を挙げた。1点を追う4回に同点とし、5回に佐佐木健太主将(4年)の左前適時打で勝ち越し。その後も積極的な走塁を得点に結びつけ、昨秋王者の京産大を引き離した。投げては先発の坂田颯投手(4年)が6安打1失点。6日の1回戦で完封した打田雷樹投手(3年)に続く完投勝利でチームを勢いに乗せた。

 米沢秀典新監督の掲げる「超攻撃的野球」が見事に決まった。
 「昨日(6日)、勝ったのが一番大きい。みんなの気持ちが1つになっていた」

 3回まで京産大・北山の前に無安打。足で攻撃の糸口をつかんだ。1点を追う4回無死一塁から初球にヒットエンドランを仕掛けて一、三塁にチャンスを広げ、併殺崩れの間に同点とした。5回は同じ無死一塁で一転して犠打を選択し、佐佐木の適時打で勝ち越した。殊勲の主将は「苦しいときは、やってきたことを思い出せと監督から言われていた」と振り返った。6回、8回にも二盗を決めた走者が生還するなど、昨年は盗塁0だったチームとは思えない変身ぶりで、4回から8回まで毎回得点と攻め続けた。

 監督は投手陣に対しても「攻めの投球」を指示。カウント2ボール0ストライクにしないことを徹底させた。

 「2ボールになると、投手はストライクが欲しくて甘くなるし、打者は狙って行きやすい」(米沢監督)

 先発の坂田は「調子が悪いなりに、割り切って投げたのがよかった」といい、試合の中でうまく修正できたと振り返る。最大のピンチは3―1の6回1死二、三塁。

 「野手に助けられていたので、絶対に抑えようと力が入った」
 6番楠田をカットボール、7番徳永を直球で連続空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。直球は自己最速に並ぶ147キロをマークし、136球で投げきった。

 昨秋は最下位に沈んだ大院大が、優勝した京産大に連勝して勝ち点獲得。坂田は「この結果は周りも予想していなかったと思う。他のチームにプレッシャーを与えられたんじゃないかな」と力を込める。新生・大院大が、台風の目になる予感を漂わせた。

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