Max152キロ右腕の近大・村西 リーグ戦初先発し5回1安打1失点で初勝利

[ 2019年4月7日 19:25 ]

関西学生野球春季リーグ戦 2回戦   近大11―1同大 ( 2019年4月7日    わかさスタジアム京都 )

力投する近大・村西
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 最速152キロを誇り、今秋ドラフト指名有力候補の近大・村西良太投手(4年)がリーグ戦初先発し、5回1安打1失点で先発初勝利をマークした。5つの三振を奪うなど、安定感あふれる内容に「先発の勝利は違う。嬉しい」と思い切り目尻を下げた。

 初回1死二塁、飛球を右翼手が見失い、二塁打としたことで先制点を失ったが、動じない。サイドから投じる最速148キロの直球を軸にスライダー、カットボール、スプリットなど多彩な変化球で的を絞らせず、順調に回を重ねた。昨秋は中継ぎとして12試合中10試合に登板。チームの3季ぶり優勝、12年ぶり神宮大会出場の原動力となったが、今季からは先発に転向。「初回は何も分からなかった。どう(試合に)入ったらいいのか…」と戸惑いもあったが、すぐに適応してみせた。

 意識しないまま、初勝利の“前祝い”を行っていた。球場入り後、近隣のコンビニエンスストアでタイの身をほぐし、具にしているおにぎりを補食用として購入。「めでたい」として古くから縁起物とされる魚だけに、試合に向けての勝利への験担ぎと思いきや…。

 「おいしそうだなと思って…」

 いつも笑みを絶やさず、穏やかな性格で誰からも愛される“癒やし系”。チームにとってグラウンド内外での存在感は大きい。

 ネット裏には9球団のスカウト陣が詰めかけた。日本ハム・大渕スカウト部長は「右打者の内角に強い球が投げられる。キレがあって球が強い。変化球が決まれば、打者はもっとイヤに感じる」と評価し、広島・鞘師スカウトも「サイドであれだけの球速が出れば、打者は当然打ちにくい」と話す。プロ志望を公言する豪腕。チームの連覇、そして自らも充実の秋を迎えるために、全力で腕を振り続ける。

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