広島・一岡“脱力直球”で防御率1点台返り咲く「1年間ブルペンの中心に」

[ 2019年1月21日 05:30 ]

ダッシュをする一岡
Photo By スポニチ

 広島・一岡竜司投手(28)は20日、沖縄県豊見城市内で自主トレを公開した。今季は防御率1点台返り咲きへ、直球の被打率1割台を目標に置いた。昨季の防御率は2・66と、3年ぶりに2点台に乗った。1年間好不調の波の少ない投球を目指して、“脱力直球”を軸に、今季も直球は打たせない。

 剛球とはいえない不思議な武器は、沖縄で十分に磨いた。「肩は仕上がりました」という一岡の言葉に偽りがないことは、日焼けした肌が物語る。「野球のことにしか考えていなかった」。午前8時30分から練習を開始し、アイシングが終わるのは午後10時ごろ。5日から始動した沖縄での単独自主トレは、この日で打ち上げて、真っ向勝負への準備を整えた。

 「数字の目標は真っすぐの被打率。16年から1割台に抑えられているので、今年も右、左打者合わせて1割台に抑えたい」

 150キロを超える剛球はない。キレ十分の140キロ中盤で、直球勝負を続けてきた。「打たれるときも抑えるときも真っすぐなら後悔しない。真っすぐで勝負できる年齢まではこだわりたい」。この日はマウンドに上がり、キャッチャーを座らせて60球。沖縄ですでに7、8回目という投球練習でみせたのは、“脱力直球”だった。

 「真っすぐはいいイメージです。今日は7、8割ぐらいの力。キャンプに入っても、直球は6〜8割の力でいきたい。力んで10割を投げられたと思っても、3、4割しか出ていないこともあるので」

 昨季は、明暗がくっきりと分かれた。6月には、一時防御率が5点台に乗るなど降格も経験。シーズン終盤に持ち直して、勝利の方程式入りしても、防御率は2・66と3年連続の防御率1点台とはいかなかった。

 「防御率は最低でも2点台にしたい。去年は、それがギリギリのところで精神的にもきつかった。その中で難しいことだけど、0点台、1点台というところを目指して行ければいい」

 直球の質を上げるためにも、緻密な制球力を追求する。「今年は、球種とかコースを変えたときの1球目を特に意識したい。去年は次につながる球を投げられなかったので」。投球練習では直球だけでなく、シュートやカットボールも交えて感覚を確かめた。

 「波を少なくして、1年間ブルペンの中心にいたい」

 新球に挑戦しなかったのも、真っすぐの進化にこだわるからこそ。今年も直球勝負で赤ヘルのブルペンを守る。(河合 洋介)

続きを表示

「稲村亜美」特集記事

「清宮幸太郎」特集記事

2019年1月21日のニュース