阪神・西、巨人・菅野と投げ合い意欲 4年連続合同トレ「しっかり結果に」

[ 2019年1月21日 05:30 ]

キャッチボールをする西(撮影・坂田 高浩)
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 国内フリーエージェント(FA)権を行使しオリックスから移籍した阪神・西勇輝投手(28)が20日、甲子園室内練習場で自主トレを公開した。年末年始はハワイで巨人・菅野らと合同自主トレを行い、仕上がりは順調そのもの。過去のFA投手が苦しんできた別リーグへの移籍でも、初年度からフルに実力を発揮する意気込みを見せた。

 あいにくの雨天でもその表情は晴れやかだった。昨年11月のFA宣言後、熟考の末に選んだ新天地。甲子園室内練習場で新たに同僚となった藤浪、才木と汗を流し、猛虎の西が本格始動した。

 「街やご飯屋さんでいろんな人に声かけられ、すごい人気球団に来たんだなと思います。環境が変わるのでケガなく。ハワイで得たことも今までオリックスで得たことも、なるべく後輩に伝えて、聞かれたら何でも答えるスタイルでいきたい」

 “ジンクス”をぶち破る。過去、FA権を行使してパ・リーグから阪神に移籍した先発投手は1年目は苦戦。いずれもオリックスから加入した95年山沖は1軍登板なし、00年星野は5勝(10敗)に終わっている。他球団でも昨年西武から巨人に移籍した野上は4勝止まりで、リーグ間の壁に苦しめられた。ただ、28歳と若く、伸びしろも十分の西にはそんなデータは関係なし。オレがヤル!とばかりに、古巣で5度も2桁勝利を記録した実力を見せつける構えだ。

 「自分がどこまでできるかわからないし、変えることもない。自分の考えとは違った相手の作戦とかに当たった時に、考えればいいかなと。とりあえずは10年間やってきたものを違うリーグで出せるように頑張りたい」

 12月中旬から約1カ月間滞在したハワイでは、最高のお手本と時間をともにしてきた。昨季の沢村賞投手・菅野と4年連続の合同自主トレ。リーグNo・1投手から「(助言を)たくさんいただき、言えないこともあるんですけど、自分自身しっかり結果に出していきたいなと思います」と予習はバッチリだ。一方で宿敵のエースでもあり「“投げ合えたらいいね”みたいな話をしました。あとは察してください」と、ライバル心ものぞかせた。

 早速、藤浪、才木を伴ったように、投手陣の中心となる自覚は十分。「ベテランと若手の間に入って、聞かれることがあれば答えていきたい」と頼もしい。逆に「自分もタイガースのことは気になるので、チームのことをどん欲に聞いていきたい」と一日でも早くタテジマに染まる意気込みだ。不吉なデータも、最下位チームというレッテルも、その右腕が吹き飛ばす。(山添 晴治)

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