恩師が教育誌に好青年ぶり掲載、ヤクルト育成2位・松本誓う「先生のために」

[ 2019年1月21日 09:00 ]

道徳の教育誌持参で入寮したヤクルト・ドラフト育成2位の松本
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 一人の人間がプロ野球選手になることは、その周囲の人間にとっても特別なことだ。ヤクルトに育成2位で入団した松本友内野手(23=BC福井)は福岡県宇美東中の恩師が松本の中学時代を描き、掲載された9年前の道徳の教育誌を持ち込んだ。そこには兄・健太さん(27)からのお下がりの通学カバンを嫌がることなく使うなど、松本の好青年ぶりが描かれていた。「お世話になった先生が、僕のことを書いてくれた。プロ野球選手になって欲しいと書いてある。なれたので、贈ってくれた。先生のためにも頑張りたいと思います」と話した。

 先生からの手紙も添えられていた。「君の許可なしに勝手に教材としてとりあげさせてもらったときの教育誌です。いつか、渡せたらと思っていましたが、今が、その時じゃないかなと思いおくらせてもらうことにしました。これからも静かに声援をおくらせてもらいますね」とエールがおくられている。プロになったとは言え松本はまだ育成選手という立場。だが、自身の成長を見届けてくれた人たちの応援は、支配下登録を目指す上で必ずや大きな力となるだろう。

 ドラフト3位・市川(明徳義塾)は入寮に家族が同伴。妹の小華さん(15)や、小夏ちゃん(6)ら小さな応援団からも早期の1軍デビューへと背中を押される。現在、新人10選手は新人合同自主トレの真っ最中。連日、フィジカルメニューや技術練習、座学でプロとしての基礎を叩き込まれると同時に、首脳陣へのアピールの場ともなっている。家族、恩師、友人、ファンの期待を背負う新人たち。2月1日。勝負のキャンプインは、もうすぐそこだ。(記者コラム・黒野 有仁)

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