立命大のドラフト上位候補・辰己「就活」で猛アピールだ

[ 2018年6月10日 19:00 ]

大会注目選手が集結。(左から)東洋大の甲斐野、上茶谷、梅津、広島大・中田、九産大・岩城、立命大・辰己
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 「第67回全日本大学野球選手権大会」は11日に神宮球場、東京ドームの両会場で開幕する。2年ぶり18度目の出場となる立命大(関西学生)は奈良学園大(近畿学生)と対戦する。

 初の大学日本一へ向け、立命大を引っ張るのは今秋ドラフト上位候補の辰己涼介主将(4年)だ。50メートル走5秒7の俊足に遠投125メートルという驚異の身体能力を誇る外野手。「ガリマッチョです」と表現する、その肉体は驚異の体脂肪率5%だ。リーグ戦には1年春から出場し、勝てば優勝決定となる5月20日の近大戦で連盟史上28人目の通算100安打を記録し、4季ぶりVに花を添えた。

 リーグ3位の打率・429で最優秀選手賞(MVP)とベストナインに輝き「MVPを狙っていたので満足しています」と笑みを浮かべる。後藤昇監督も「主将として率先して走っているし、声も出す。このチームは辰己のチームです」と全幅の信頼を置く。

 「体が細い分、スピードで勝負したい。同じ関西のチームには負けられない。確実に倒して勝ち上がっていきたい」

 全国舞台は、今秋ドラフトへ向けた「就活」の場だ。「同学年の子は就活していますが、自分にとってはリーグ戦が就活。神宮へ行くことがアピールの場になる」と話していた辰己。「各チームのエース級を打ちたい。打って当然のレベルだと思っています」。自信を胸に東の聖地へ乗り込む。

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2018年6月10日のニュース