センバツ期間中に静岡から異動の掛川西・大石監督 サイン間違えも白星発進

[ 2018年4月1日 17:25 ]

<掛川西・菊川南陵>ベンチから支持を送る掛川西の大石新監督
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 静岡県教委の人事に伴い、第90回記念選抜高校野球大会開催中に母校・掛川西への異動で注目を集めた静岡(静岡)の部長・大石卓哉氏(37)が着任した1日、監督としての再出発を白星で飾った。春季高校野球西部地区準々決勝でいきなり指揮を執り、菊川南陵に8回コールド7―0で快勝発進した。

 選手の顔と名前が一致せず、当日朝に覚えたサインも出し間違えた。それでもプロ注目右腕・川合勇気投手(3年)が6回散発5安打無失点と好投。打線も9番・山村拓也遊撃手(3年)が左中間突破の先制3点二塁打を放つなど12安打で7点を奪取し、最高の船出になった。「緊張しました。栗林先生(静高監督)は大変だったんだなと実感しました」と笑顔。自身も98年夏に主将として甲子園に出場したが、20年ぶりに袖を通した母校のユニホームに「身が引き締まる思いです。着心地も良いし、いろんな方の期待に応えられるよう、選手たちと早く関係を築いていきたい」と声を弾ませた。

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2018年4月1日のニュース